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「もうええわ」の歌詞の意味を解説。藤井風さん、ミニマリズム、Mo-Eh-Wa (I’m Over It)

さぁ羽のばして ここから

捉われてばっか だったから

行き詰った喜び 手放す時は今

心軽くしてこれから

自由に歩いてみたいなら

すれ違った人だって 過去だって怖くない

「行き詰った喜び」とは、他の人との比較で優位に立つこと、承認欲求、周りに勝つこと、何かを手に入れ続けること、誰かに執着する心、そんな終わりのない乾いた喜びのこと。

こういう喜びを手放して、心を軽くして生きられれば、周りの人の目も、過去も、手放して自由に生きられる。

みんな 先が見えない夜道を

共に迷い歩く夜更け時

うむつかないで 怯えないで

閉ざした扉 叩いて

みんな未来のことが分からない時代。それでもそんな暗闇の中を共に歩いていく。

でもそんな時だからこそ、うつむかないで怯えないで、自分の閉ざしてしまった心の声を聞こう。

もうええわ 言われる前に先に言わして

もうええわ やれるだけやって後は任して

もうええわ 自由になるわ

泣くくらいじゃったら 笑ったるわ アハハ

「もうええわ」と突き放される前に先に手放して、自分がやれるだけのことをやって、そして泣くくらいなら笑って。

人生で自分の手の届く範囲だけを大事にして、良い意味で諦めて、手放して、笑って生きていく。

傷口はいつかカサブタ

すぐ剥がれ落ちてサヨナラ

心だってそんな風に癒えたら良いのにな

すり傷が治るように、心が自然と癒えたら良いんだけど、そんな風にはできてないよね。

巻き込まんとって泥沼

意味もなくただ傷つけられ そして傷つけ

繰り返すだけ

世界は傷つけ、傷つけられることがたくさん。

そんなところに関わらず、巻き込まれないようにしたい。

ぬけた 阿呆なゲームいちぬけた

夜が 冷めた風に吹かれてた

ふらつかないで 踏みしめて

内なる風に吹かれて

傷つけ傷つけられる、そんな関係性も、世間も、気にすることはもうやめた。

それよりも「内なる風」、自分の中のハイヤーセルフを強く感じることで、世間からの「冷たい風」が吹いてもふらつかないで生きていく。

もうええわ 言われる前に先に言わして

もうええわ 付き合ってあげれんでごめんね

もうええわ 自由になるわ

泣くくらいじゃったら 笑ったるわ アハハ

みんな承認欲求のバトルに取り憑かれてる。

そんなことはもう気にしないで自由に生きるから。

引き込んでくる人に対して、もう付き合ってあげられなくなったんだ、ごめんね。

夜が更けて 朝の光が顔を出して

「夜」はなかなか手放せない承認欲求、執着のこと。

そういうものを手放して自由に生きると決めたら、爽やかで軽やかな「朝の光」が見えてきた。

もうええわ 甘い夢ばっか見させんといて

もうええわ 要らんことばっか聞かせんといて

もうええわ 手放したいもの今全て この空に捨てて

サビのメロディは同じだけど、ここからコード進行がガラッと明るいものになっている。

音楽が暗い「夜」から「朝の光」が顔を出してというのを音楽的にも表現している。

「甘い夢ばっか見させんといて」「要らんことばっか聞かせんといて」の2フレーズは、世の中に溢れるノイズだらけの情報や欲求のこと。こういうものを全て「手放したいもの今全て この空に捨てて」と歌う。

もうええわ 何が大切なん?よう選んで

もうええわ そう思うならサッサ手放して

もうええわ 自由になるわ

泣くくらいじゃったら 笑ったるわ アハハ

ノイズを手放した後に「何が大切なん?よう選んで」と本当に自分にとって大切なもんのをよく選んでみて言う。

そして、大切なものがわかってきたら「そう思うならサッサ手放して」と、大切なもの以外を手放すことを進める。

そして「自由になるわ」、「泣くくらいじゃったら 笑ったるわ」で最後は自由に笑顔になって終わる。

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